全盛期には人気司会者として多くのレギュラー番組を持っていたせんだみつおさん。
ある時からテレビでの露出が大幅に減り、「干された」と言われていますがその理由は？
せんださんが芸能界入りしたきっかけや、現在の仕事は？
この記事では、せんだみつおさんがテレビの世界から干された理由や現在の仕事などについてリサーチしています。
せんだみつおのプロフィール・経歴
1947年7月29日生まれ。
父親は王子製紙の技術者で、赴任先だった樺太（サハリン）で誕生。本名は中野光雄。
2人兄弟の次男で、兄とは18歳離れています。
父親の転勤で幼少期は宮崎県日南市で育ち、日南市吾田小学校の2年生の時に、再び転勤で東京都杉並区に引っ越し、杉並区立西田小学校を卒業しました。
小学3年生の頃からは「劇団杉の子」に入団し、子供服などのモデルや舞台出演を経験。
法政大学高校時代はバンド活動にに明け暮れ、卒業後は駒澤大学・仏教学部に進学。
大学入学後、3歳年上の女性と恋愛関係になり、「収入がなければ結婚できない」と考え、大学は2年で中退。
服部栄養専門学校に入学すると、女性は別な男性と結婚してしまったそうです。
調理師学校は調理師の免許を取得して卒業しました。
せんだみつおが芸能界入りしたきっかけ
高校時代にバンド活動をしていた時、菅原進さんと出会い、大学入学後の1967年に菅原進さんの兄の孝さんと友人と結成したバンド・ビリービリーバンバンに参加し、ムッシュ中野の名前でパーカッションを担当。
『兄弟で売り出したほうが面白いし、2人のほうがギャラも少なくて済むという事情もあったようで（笑）』
メンバー1人が就職のために脱退し3人体制でやっていましたが、デビューが決まった時にはレコード会社の意向でせんださんは外され、兄弟2人のユニットとしてデビュー。
せんださんは自ら進んでビリーバンバンをサポートする側に回り、運転手や楽器運びを担当していました。
ビリーバンバンのデビュー曲を作詞・作曲した浜口庫之助さんの行った時、居合わせたコメディアンの世志凡太に気に入られたことがきっかけで、ステージで司会をする機会に恵まれました。
せんださんの司会を見て話術を認めた二ッポン放送のプロデューサーの上野修さんが、ラジオのレポーター、司会に抜擢。
本格的に芸能界入りを果たしました。
菅原進さんとは現在も付き合いがあり関係はよく「恩人です、彼のおかげで僕は芸能界に入れました。」と話しています。
せんだみつおが干された理由は？
ラジオ番組で数々多くのメインパーソナリティを務め、1972年10月からはテレビ番組『ぎんざNOW!』の司会を担当しテレビの世界に進出。
1973年10月から司会を務めた『うわさのチャンネル』（日本テレビ）は初回は4.7％だった視聴率が、1ヵ月後には20％、全盛期には30％を突破。
人気司会者の地位を確立し、数多くのレギュラー番組を獲得。
1975年には東京都千代田区の高額納税者番付で5位に入りした。
その後、仕事が激減しレギュラー番組を失い、「干された」と言われていますが、きっかは病気でした。
『翌年の3月まで。そしたら、その間に“政権交代”が起きてて（笑）、レギュラー番組のほとんどが終わってしまった。』
忙しく寝不足で疲労していた1978年12月にロケ弁当のカキにあたり、急性肝炎と診断され入院。
4ヶ月入院し、1979年3月に復帰した時には漫才ブームが起こり始めていたこともあり、レギュラー番組が激減。
同年内にレギュラー番組は0になりました。
タレントの仕事から、俳優の仕事に重点をおきドラマを中心に出演。
1981年に『おんな太閤記』に出演して以降、大河ドラマには1997年までで5回出演しています
その後、2008年には一部週刊誌で暴力団組長の娘の結婚式で司会をしていたと報じられました。
しかし、司会ではなく新郎側に知人がいて、数分間だけの営業でした。
報道された時、すでに朝ドラ『だんだん』のゲスト出演の収録が終わっていて、お蔵入りを心配しましたがNHKの調査で「問題なし」と判断され放送されたといいます。
せんだみつおの現在の活動は？
2024年現在は大阪でのラジオ番組の他、結婚式や企業パーティーなどの司会をしているようです。
『結婚式や企業のパーティー、入社式なんかの司会の仕事で北海道から沖縄まで月７、８本はありますから。ギャラは１本、２桁台の後ろのほう。業界では２番目に高いそうです。あと、落語会で漫談もやる。月収で計算したら、サラリーマンでいえば部長クラス、芸能界では並じゃないですか』
知名度から司会業のオファーは多くあり、自身のギャグの「ナハナハ」でどうにか持ちこたえられたといい「ホント、ナハは宝です。」と話しています。